2025.08.08
成澤 知華穂さん( 関東・甲信越ブロック / 東京都看護連盟 / 青年部委員長 )
今までどんなナース人生、歩んできたの?
高校卒業後に留学目的で渡米し、アメリカで看護師になりました。ワシントン州にある田舎の地域病院で新人時代を過ごし、憧れの大学病院で人工心臓や心臓移植前後の患者の看護に携わりました。
患者が超高度な医療を必要とする前に「看護師としてできることは何か」を自問する中、看護のホリスティックアプローチで予防医療に従事するプライマリーケアに興味を持ち、ファミリーナースプラクティショナーになるため、Doctor of Nursing Practice(DNP:看護実践の最高学位)を取得しました。その直後に諸事情で日本に帰国しました。
現在は総合病院のCCUに勤めています。「アメリカでの経験を日本の看護・医療のために活かしたい」と、日本版のDNPに在学し、看護が社会に最大限に貢献できる未来を目指して学んでいます。
どうして、青年部に入ったの?
実は青年部加入のお話をいただくまで、私は青年部を知りませんでした。「青年部」を知ったとき、昔の学生運動みたいな感じ? と思ったことを覚えています。
そんな私が青年部に加入したのは、帰国当初、日米の看護現場の違いに大きなショックを受けたことがきっかけです。「この違いを理解するには看護を取り巻く法律や政策を学ぶ必要がある」と考えていた矢先、日本看護連盟の髙原静子会長(当時は東京都看護連盟会長)から「看護現場の課題解決には政治力が必要よ!」と言われました。医療の最前線で働く私たちが目の前の患者のために、そして看護職自身のために積極的に政治参加することの重要性を感じ、東京都看護連盟の青年部に加入しました。
青年部に加入して、以前と何かイメージが変わった?
「政治活動」というと、どこか過激で映像の向こう側の世界とイメージしがち。青年部は1人では到底成し得ないことを看護への熱い思いを持つ仲間と共に成し遂げていく活動であり、それを通して看護の力が生み出すシナジー効果を体験できるTeam! と今はイメージしています。
現在、青年部でどんなことしているの?
青年部層の興味関心をテーマに「〇〇 for Nurse」というタイトルの集いを企画したり、「Your Voice Matters」「Your Vote Matters」を伝え、参加者と看護政策を考えるセッションを学会で発表したり、自分たちの言葉で看護連盟の意義を周知しながら、「看護は1つ」という思いで仲間を増やす活動に力を入れています。
青年部に参加して何かいいことあった?
青年部で活動することのメリットは、日本全国で活躍する看護職の仲間と繋がることができること、普段の業務からは得られないスキルを学び、そして発揮するチャンスがあること、看護師であることを誇りに思う出会いや活動に参加できることです。
都内にある米軍基地病院への訪問を青年部で実現し、「日本と米国のナースの架け橋になる」という夢を叶える一歩を踏み出せた時は本当にうれしかったです。
最後になんか一言どーぞ!
“Only those who risk going too far can possibly find out how far they can go”
看護の可能性は無限大です。青年部は誰でもWELCOME。私たちの力で看護の未来を輝かせましょ!
GO! Nurses!
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