2020.10.21
小山千加代 編著
編集工房 球 定価 2,000円+税
コロナウイルス禍によって、座学の授業はオンラインで、という学校や大学も多いかもしれません。そんななかで「老年看護学」を自学自習できるように記された教科書です。
新潟大学保健学科の教員7名が中心となり「講義ノート」形式で一人ひとりの学生に語りかけるよう、わかりやすくかみ砕いて150ページほどにまとめています。
「老いるとはどういうことか」を学ぶために、「第1章 老年期を生きる人の理解」「第2章 高齢者の健康状態とヘルスアセスメント」「第3章 手術を受ける高齢者の看護」
「第4章 脳卒中の急性期の看護」「第5章 認知症により生活障害のある高齢者と家族の看護」「補章 高齢者と栄養」という構成になっています。
看護学というサイエンスに基づいた記述であるとともに、情感や優しさというスピリットも込められています。また、コラムに「高齢者と災害」などの最新のトピックを扱っており、
学生だけでなく現職にとっても有用な、基本かつ最新の教科書といえるでしょう。
(Sayaka Soma)
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