看護管理者のための医療経営学 第3版 －働き方改革と医療機関の健康経営－

2006年の医療制度構造改革、2014年の地域医療構想の策定は、医療機関の経営に大きな影響をもたらし、医療経営学は看護管理者にも必須の学問となりました。近年の新型コロナウイルス感染症の影響も同様ではないでしょうか。
本書は、2009年に出版されてから版を重ね、このたび第3版として刊行されました。医療機関の経営をめぐる新たな動向等、大幅な加筆がされるとともに、試験問題も設けられています。文中にある著者の尾形先生のお勧めにより、学習前にこの試験に取り組んでみましたが…自分のあまりの状況に愕然とさせられました。（ちなみに期待される正答率は8割以上！）
参考資料や基本用語集も充実しており、自分の知識レベルを捉えながら、段階を追って学習しやすい構成になっています。この夏は、本書を柱に、気合を入れて医療経営学を学んでみるのはいかがでしょうか。

（紹介：田中志保）