2021.04.17
三輪百合子(長野県看護連盟会長)
長野県ではお釈迦様が亡くなられた日の2月15日の前夜に、米粉を練って蒸し、色付けして 金太郎あめのように様々な模様のお菓子作ってお供えする行事があります。(月遅れで行うこともあります)
名前の由来は、米粉の練ったものを握ると馬の背に似ているところから「やせ馬」⇒「やしょうま」となったという説と、 お釈迦様が亡くなられるとき、その弟子の「ヤショ」が作った米粉の団子を食べたお釈迦様が「ヤショうまかったぞ」と言ったところから ついたとされる説があります。
地方によってつくり方もいろいろで、北信地方では主に塩味で、豆、ゴマ、海苔などを練りこんで丸めます。
中信地方では、砂糖を入れて甘くし、色付けして様々な模様をつくります。
昔は各家庭で作ったものをご近所で交換し合って楽しんだと亡き義母が話してくれたことがありました。今では各家庭で作ることは少なくなり、 公民館等で「やしょうま作り方教室」等で講習会が開かれるようになっています。
3月7日(日)我が家の毎年の行事で、ご近所が集まってやしょうまづくりを行いました。作りながらおしゃべりをしたり、 完成品を眺めながらのお茶会は年に一回の楽しみでもあります。コロナ禍の中でも、田舎は密にならず楽しめるのがいいですね。
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