2022.08.31
日時:令和4年5月24日(火)
場所/会場:衆議院第一会館 国際会議室とオンライン(zoom webinar)
54字の物語とは
コロナ禍になってから初めての全国ポリナビワークショップを開催しました。このイベントは3年に1回開催される青年部の全国イベントで、今回のテーマは「看護師版54字の物語」です。
皆さんは「54字の物語」(氏田雄介著/PHP研究所)という書籍をご存知でしょうか。9マス×6行の中で物語を完結させるもので、元はInstagramに投稿された「#インスタ小説」を書籍化したものだそうです。これまで8冊刊行され、売り上げ50万部を突破している書籍で、テレビ番組でもたびたび紹介されています。
今回の企画では、看護にまつわる、あるある場面や日常風景、感動的なエピソードなどを、看護学生編と看護職編に分けて全国から作品を募集し、看護職編に84作品、看護学生編には19作品が寄せられました。この中から看護職編18作品、看護学生編は9作品を事前に選抜し、イベント当日にGoogleフォームを使って投票を行いました。
当日は会場参加12名、オンライン参加179名の合計191名が参加しました。
投票の結果は
看護学生編の第1位は[にんちゃん]さん、第2位は[ルキ]さん、第3位は[ちょうこねり]さんの作品が選ばれました。第1位と第3位の作品はともに臨床実習における看護学生の心境を詠んでいます。また第2位の作品はとても特徴的な作品ですね。何を表しているのでしょうか⁈読み手に解釈を促した作品となっています。
看護職編の第1位は[イトー]さん、第2位は[えす]さん、第3位は[ギリギリなーす]さん、第4位は[さいたま]さんと[コーヒーは砂糖とミルク]さんの作品が同点で選ばれました。
みなさんはどの作品がお好きですか?
今回の54字作品の投票については、看護学生作品は9作品の中から1作品を選び、投票の多い順に第3位までの作品を優秀作品としました。
また、看護職作品の投票については、事前の作品選抜の段階で「北海道・東北ブロック」「関東・甲信越ブロック」「東海・北陸ブロック」「近畿ブロック」「中国・四国ブロック」「九州ブロック」それぞれから3作品ずつ、合計18作品選抜。そして好きな作品1つ、または好きなブロックに投票する形式としました。その後、ドント方式と呼ばれる計算で第5位までの作品を優秀作品としました。
ドント方式の不思議
ドント方式を採用した看護職編の投票では不思議なことが起きました。好きな作品に投票した結果では第4位になっていた九州ブロックの[たじ]さんの作品でしたが、優秀賞には選ばれませんでした。なぜでしょう?このドント方式の計算では、まずブロック別にブロックと個人に投票された票数の合計を、÷1、÷2、÷3と割っていき、その数を個人の順位順に割り振っていきます。こうして、数値が高い作品から選ばれるという計算方式です。
あれ?この投票方式って…
そうです、この投票は今年の7月に実施された参議院選挙と同じ計算方法です。1枚目は選挙区の候補者を、2枚目には全国比例候補者または政党名を書いてくださいと参議院選挙では言われます。まさに今回の投票と同じ方法です。大切な一票ですから、推しをちゃんと推すためには2枚目に個人名を書かないといけないですね。
今年の全国ポリナビワークショップでは、全国からたくさんの作品を投稿していただき、とても盛り上がった企画となりました。笑いあり、感動あり、悲哀あり、大喜利あり、今後もますます盛り上がる企画を実施したいと思います。お楽しみに!
最後に、今回のイベントにご参加いただいた皆さま、作品投稿していただいた皆さま、そしてイベント開催にあたり、快く「54字の物語」の使用を許可してくださいました氏田雄介さま、並びにPHP研究所の皆さま、たいへんありがとうございました。
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