2021.10.06
浅野 裕二 あさの・ゆうじ( 山梨県看護連盟青年部 )
私にとって選挙はお祭りだった
政治や選挙については母方の祖父が、 村議会議員、村議会議長、副村長などをしていた事もあり、小さい頃から選挙を身近に感じていました。小学生だった私にとって選挙は、お祭りのように いろんな人が集まってくることが楽しかったり、その人たちに向けて 演説をしている祖父の姿が、なんかすごくかっこよかったことを覚えています。中学生になって社会科の授業で民主主義などを勉強して、大きな選挙になればなるほど投票率の低さや、当時コロコロ変わっていた総理大臣について、祖父に「日本の大人はなんで選挙に行かないのか? 総理大臣あんなに変わっていいものなの?」と質問したことがあります。祖父の答えは「みんなが政治に期待や関心を持たなくても、国が維持されていること、トップが変わっても国自体があまり変わらないほど豊な日本は、本当にいい国なんだぞ」と話してくれました。
今のこのコロナ禍において、政府の動きや総理大臣の資質を問う報道を連日目にして、祖父の言っていた意味がなんとなく分かる気がしています。
石田議員との「出会い」
看護師になって、日々の業務などの忙しい毎日を送っていた時には、政治に対しては何かをやっているなと思う程度で、あまり関心を持つこともありませんでした。 そんな中、組織内候補者となった石田まさひろさん(現・参議院議員)の講演会に参加する機会がありました。 看護師の給料の問題や看護師不足について、あるいは高齢化社会を迎えるにあたってなど、今後のビジョンを含めてわかりやすく話してくれました。看護の未来について、こんなにも考えている方がいるのかと衝撃を受けました。石田議員との運命的な「出会い」を通じて連盟活動に興味を持ち、青年部に入らせていただきました。
仲間との色々な「出会い」
山梨県看護連盟青年部は、県内からの10名ほどの委員で成り立っており、顔見知りの方もいれば初めて顔をあわす仲間との「出会い」もあり、病院とは違うみんなの姿に刺激をもらったことを覚えています。若手看護師にどのように連盟に興味を持ってもらえるか?などを考え、ポリナビを企画・運営したり、看護とは違う活動がとても楽しかったです。その後、山梨県看護連盟青年部の委員長や 関東甲信越青年部の代表として 全国青年部活性化委員会に参加するなど、 いろいろな経験をさせてもらっています。
青年部活動は病院の業務ではないので、 自分の時間の中で活動しなければなりませんが、 青年部に入って本当に良かったと思えるのは、関東甲信越ポリナビや全国ポリナビなどを通じて、全国の看護師の仲間との「出会い」を得たことです。同じ志を持った看護師の仲間が、全国にできたことは 僕の財産になっています。
3年前からは、 青年部活性化委員会で一緒だった石川県青年部委員長の深田さんと相互研修を企画して、お互いの県で同じ内容の研修を行っています。相互に研修を行うことで互いのプレゼンテーション能力の向上や 内容を精査し合うことで充実した研修が行えています。 参加者からも、他県の青年部の活動の様子が分かってよかったなど、 好評をいただいております。
看護の未来を語り合える「出会い」を期待して
政治と聞くと、なんだか 遠い世界の話のように思かもしれません。各県の看護連盟では、看護職の国会議員の講演会や研修会を年に数回行っています。頼まれたまま投票するよりも、まずは自分で、看護職の国会議員がどんな話をするか聞いください。直接話せる機会もあります。その「出会い」から、看護の未来を託せるか判断して、投票してもらいたいなと思います。
そして、一人でも多くの看護師の仲間が連盟に入会して、青年部に入ってもらい、コロナが収束したあかつきには、一緒に看護の未来について語り合う「出会い」をしたいなと思っています。
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