レポート
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看護必要度はプロが行うチェックなのに、それに対して根拠となる理由が必要なのはおかしい

2021.05.19

河野玄 こうの・はるか
( 静岡県看護連盟青年部 )

僕が所属する静岡県看護連盟青年部は平成24年に“若手看護師の目線から政治にアプローチする組織”として、現日本看護連盟青年部幹事の 前田和哉さんが立ち上げてくださり、今年度で9年目になります。
僕自身、看護師1年目の時から上司に言われるがまま看護連盟に加入していましたが、実際に青年部として活動するまでは、看護連盟がどんな組織で どんな活動をしているのか、全くと言っていいほど理解していませんでした。
そんな中、同じ病院で僕よりも先に青年部として活動していた後輩が転職するのを機に、僕が平成29年度から静岡県看護連盟青年部の活動に参加する ようになり、今年度で5年目を迎えました。

青年部として活動するようになって

参加者が興味を持ってくれるようなテーマを考え、毎年多くの若手看護師がポリナビに参加してくれています。その中で看護連盟についても講義をしていますが、 ポリナビ後のアンケートの中には、看護連盟の活動を初めて知りましたという意見が多く、現場で働く看護師には看護連盟のことを知る機会がないのだと実感しました。

僕自身も看護連盟のこれまでの歴史や活動内容については、他の青年部が行った講義などを通じて少しずつ理解するようになり、看護師と政治はとても深い関係が あるということも理解しました。近年では2016年の診療報酬の改定で“認知症ケア加算”が誕生したことや2020年の 診療報酬の改定で“看護必要度の内容見直し”などが思い浮かぶかと思いますが、そのようなことからも普段の仕事の中ではなかなか実感することが少ないかもしれません。 それでも自分たちの仕事に大きな影響を与えているということわかるかと思います。

実際に看護の現場で働く看護師には、看護連盟に対するマイナスイメージを持っている方が大半を占めているのが現状ですし、そもそも政治に対して興味・関心を 持っていない方がほとんどであるのも現状です。

僕が青年部として活動し始めてからは、認知症ケア加算や看護必要度の見直しがされたのは、看護の代表議員が活躍してくれたからだということを伝え、 それと合わせて看護連盟がどんな活動をしているかを伝えるようにしてきました。それでも、政治に対して興味を持っていない方に看護連盟のことを伝え、 理解してもらうことはそんなに簡単なことではありませんし、一筋縄ではいきません。しかし、看護連盟の活動内容や国会で活躍されている看護の代表議員の 活動内容は少しずつ時間がかかってでも、一人でも多くの看護師に理解してもらえるように継続して伝えていきたいと思っています。

令和元年度の静岡県看護連盟青年部メンバー(令和2年度は新型コロナウイルスの影響で集合写真が撮れなかったため)

これまでに政治を身近に感じたこと

看護連盟の歴史を学んでいく中で、看護の代表議員がどんなことをやってきたのかを知る機会がありましたが“夜勤手当の増額”“看護師等人材確保法の制定” “卒後臨床研修の努力義務化”など僕が看護師になった時はそれを実感することが正直ありませんでした。

しかし、看護連盟の研修等に参加するようになり、 実際に石田まさひろ議員と会い、石田まさひろ議員の考えを聞いてくれる中で、この人なら自分たち 看護師の悩みをしっかり理解してくれて、改善させてくれるというのを実感しました

2020年に行われた看護必要度の見直しもその一つで、石田まさひろ議員が静岡で行った研修会に参加してくれた時に話された内容で今でも印象強く 残っているのが、「看護必要度は看護のプロが行うチェックなのに、それに対して根拠となる理由が必要なのがおかしい。これは絶対に変えたいと思って います。」と話をしてくれて、その翌年の診療報酬の改定で実際に看護必要度の見直しがされました。

もちろん、診療報酬の改定で看護必要度の見直しが されるまでには僕たちが想像している以上の時間と労力がかかっているとは思いますが、それでも自分が 「おかしい、これは変えるべきだ」と思ったことに対して、しっかり行動してくれて、実現してくれるということをその研修を通じて僕は強く感じる ことが出来ました。

看護師と政治

テレビやネットニュースなどで普段の生活の中で“政治”という言葉を耳にすると、思わず避けたくなる気持ちがあると思いますし、僕自身もその気持ちは とてもわかります。普段のテレビなどで出てくる政治のニュースと言えば議員の不適切発言や不祥事などマイナスイメージばかりで、政治家に対していい イメージを持ってくださいという方が難しい話なのかもしれません。しかし、僕たち看護師は政治ととても深い関わりがあるのも事実です。

いま国会で活躍している看護師出身の議員4名についても、僕たち現場で働く看護師のために“これまでどんなことを成し遂げて来てくれたのか ”“いまどんなことをしているのか”“これからどんなことを変えようとしてくれているのか”テレビやネットニュースの情報だけでは知ることのできない 情報もあります。看護連盟の研修に参加して講義を聞くだけではなく、看護連盟のことや看護の代表議員のことを自分で調べてみて、知るということも とても大事になってくると僕は思います。

令和元年8月31日に石田まさひろ議員が順天堂大学医学部附属静岡病院へ施設訪問した際の写真

看護師らしく活躍するために看護連盟の力は不可欠

これからも僕たち看護師が看護師らしく患者と接し活躍していくためには知識や経験だけでなく、看護連盟の力も必要不可欠になっていくと思います。 そのためにも、僕たち青年部が一丸となり看護連盟の活動についてしっかりと広めていくことが大切になっていくと思います。

日本看護連盟のコミュニティサイト アンフィニ
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