2020.12.16
岡山 尭憲(日本看護連盟 青年部活性化委員会 副委員長)
10月17日(土)、全国青年部代表者会議が開催された。昨年度までは日本看護連盟通常総会に合わせて開催されていた本会議は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、
初めてオンライン(ZOOM)にて開催された。
まず、大島敏子会長より、コロナ禍で看護連盟がどのように動いてきたのか、
①看護職員確保
②現場支援
③国への要望
④看護の現場
と国民を繋ぐという4つのテーマについて話された。
その中でも看護連盟は看護協会と協力して、行政や与党への要望や物資の支援、手当(支援)金に関する活動をはじめ、現場のために多岐にわたる活動をしてきたことについての
説明や、医療や福祉の最前線で従事する青年部に対し、激励の言葉をかけていただいた。
次に石田昌宏参議院議員からは、新政権における役割、これまで全国単位で動いてきたコロナ対策についてご講演いただいた。現場の看護職のために石田議員が奮闘されてきた様子を
数々お話しいただいた上で印象的なお話として、「思考停止していないか?」という問いが投げられた。
日々忙しい中で、業務をこなすことに追われることは仕方のない部分がありながらも、診療報酬がつかないからこれができない、看護とはこういうものだと
思考を停止させるのではなく、看護が看護たる価値を示すために何ができるのか、柔軟且つ大胆な展開も考える必要がある。公助に頼る看護ではなく、
自分たち、或いはチームが作り出す看護にこそ高い価値を見出し、そして必要な場面で公助の支援が必要であれば制度面での支援も受けられる、
「思考停止しない看護」について、とても熱い講演をしていただいた。その後、青年部とのボリュームたっぷりの質疑応答にも懇切丁寧に答えていただけた。
この模様は動画配信されるので、是非ご覧ください。
続いて前田和哉幹事からは、コロナ禍での青年部活動について説明された。青年部活性化委員会では新型コロナウイルス発生前の昨年度よりリモート会議を導入しており、
今年度はブロック会議などを通して各都道府県の青年部活動に取り入れていけるよう、その方向性について説明された。
また、「#ありがとうにありがとう」プロジェクトについては1万7千回再生(10月17日時点)を超える視聴回数となっていること、
新たな取り組みとして看護協会と連携して感染予防のためのポスタープロジェクトに取り組んでいること、現在基礎研修資料のリメイクを
行っていることなども報告された。
最後に青年部活性化委員の岡山より「青年部×DX(デジタルトランスフォーメーション)」というテーマで、デジタルツールの使用方法について説明した。 今回ご紹介したツールは、ZOOMの画面共有とブレイクアウトルーム、GoogleのスプレッドシートとGoogle formの4つをご紹介した。 委員会活動や研修活動についても、デジタルツールを使用することでこのコロナ禍でも十分青年部活動をできるだけではなく、 コロナ終息後においてもこれまで距離的制約等によりアプローチできなかった看護職にも活動の輪を拡げていけるメリットもある。
まだまだ終わりが見えないWithコロナ時代は続くが、コロナを理由に“思考停止”しないよう、こうした機会を通じて青年部としてのプレゼンスを高めていきたい。
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