2023.10.10
看護界の〈押さえておきたい重要テーマ〉と〈最新の動き〉を集約して毎年、刊行している『看護白書』。令和5年版は、看護職員の処遇改善がテーマです。
2022年度に診療報酬「看護職員処遇改善評価料」が新設され、2023年度からは、看護職員の給与改善を求める方策として、「国家公務員医療職俸給表(三)」(以下:俸給表)の改正が施行されました。民間病院の看護職員にも影響を及ぼしてきた俸給表の改正は、処遇改善を進める好機でもあります。看護職員の賃金をその専門性、仕事の重要性、責任の重さに見合った水準に引き上げるようはたらきかけてきた看護界にとって、今般の国による看護職の処遇改善は大きな前進です。
本書では、賃金制度の現状と課題、背景となる国の動きの解説とともに、日本看護協会のはたらきかけ、医療機関の好事例を紹介します。
「賃金」とは労働に対する社会的な評価の指標の1つでもあります。現状や、自施設の賃金制度の根拠を知り、制度のあり方を考え、そして発言していくことが今後の大きな力となります。処遇改善の機運が高まっている今、すべての看護職が知っておきたい内容です。
日本看護協会出版会のサイト
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