2022.11.07
近藤尚己・五十嵐歩編
日本看護協会出版会 定価2860円
近年、認知症への対応として重視されているのが「共生」の考え方です。認知症をケアする仕組みづくりは、厚生労働省が展開する「地域共生社会」( 世代や分野を超えてつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会)の実現に向け検討すべきテーマのひとつとされています。
看護職には、地域の多様なメンバーと協働し、認知症のある人にも暮らしやすい「地域共生社会」を構築する役割が期待されており、本書はその概念と具体的な取り組みが多数紹介されています。
地域に支援的な環境が十分備わっていれば、認知機能の障害があっても、生活する上での不便が目立たなくなる。結果、医療や介護サービスを利用する必要がなくなり、認知症と診断されることがなくなるという考え方は目から鱗でした。
つながり支え合うまちづくりのため、私たちができることを考えていきましょう。
(紹介:田中志保)
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