2022.07.25
尾形裕也
日本看護協会出版会 定価 3,300円
「医療政策」というと、難しいという先入観で身構えてしまうのは私だけでしょうか。本書は、そんな思いに寄り添い、医療政策を学ぶ一方で、著者の尾形裕也先生のほっこりエピソードやお人柄に触れられるコラムも満載です。
第1部は近年の医療政策の動向を概観し、第2部は中長期的な医療政策を考えるにあたり、特に鍵になると思われるテーマを取り上げ掲載されています。各項目の最後に「問題提起」が設定されており、読者にその課題の「発展形」を問いかけます。いったん自分の頭でウ~ンと考えてみる。これが大切と受け取りました。
病床数世界一といわれた日本において、コロナ禍でこれほどまでに病床逼迫、医療崩壊が問題になったのは何故でしょう。「そういうことか!」とすっきりしました。
コラムが楽しすぎて、コラムばかり読み進めてしまうのも私だけではないはず。
(紹介:田中志保)
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