2022.07.19
中島俊郎、松野修、山﨑麻由美、山中千恵、けいろー、岩田恵里子、加納佳代子、宮本眞巳
日本看護協会出版会 定価 2420円
「フローレンス・ナイチンゲール」
日本人でこの名前を知らない人はいないでしょう。ナイチンゲールの誕生日である5月12日は「看護の日」とされ、2020年には生誕200年を迎えました。
本書では、そのナイチンゲールを「白衣の天使」「ランプを持ったレディ」という定番のイメージだけでなく、大人向け伝記、子ども向け伝記、マンガや創作講談等では、どう描かれてきたのかを読み解いています。ナイチンゲールは「自立した女性」「信念の人」であり、90歳で亡くなるまで、人びとのために戦う烈女だったとも。
コラム「『ナイチンゲール誓詞』に違和感を覚えますか?」も興味深い内容でした。ナイチンゲール誓詞にちりばめられた「神に誓って」「心より医師を助け」などのワードを取り上げ、これらは現代にも通じるかといったことが論じられています。普遍的と思ってきたことに、何か別の視点が開けるのを感じます。
(紹介:田中志保)
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