看護現場で役立つ文章の書き方・磨き方　－論理的に伝える技法－

「レポートを提出してください」という場面に、困り果てた方は少なくないでしょう。
著者の因京子先生も、看護の仕事は、看護記録、インシデント報告等々、様々な文章を書く機会があるにもかかわらず、書くことが得意な看護職は多くないようだとされ「事前に考え抜く」ことの重要性を指摘しています。なるほど、看護職は一刻を争う現場で「とりあえず書く」ことを求められ、それが習慣化されているのです。書く前に、目的、読み手、盛り込むべき内容について徹底的に考え抜くことを学び、目から鱗でした。
本書は、3部構成で文章の書き方を学べるようになっています。Part1では基本概念を、Part2で様々な文章の具体例、Pat3では活用できる書式が盛り込まれています。
研修の参加報告や研究報告等々の提出を求められ、青ざめているあなた。本書を味方に取り組んでみてはいかがでしょうか。

（紹介：田中志保）