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医療の外れで 看護師のわたしが考えたマイノリティと差別のこと

2021.06.11

木村映里
晶文社 定価 1,760円

この本は、木村映里さんが看護師として関わってきた患者さんや夜の街でアルバイトをしていた時知り合った友人、ご自身の病気や性暴力被害などをもとに書かれています。 セクシャルマイノリティ、性風俗産業で働く人、暴力をふるう患者、自分の子供を愛せない親、生活保護の患者、コロナ禍で差別を受ける医療従事者、などなど。 いずれも、日本の医療界だけでなく日本社会全体が抱える「今」の問題です。
木村さんは、1992年生まれという若手の看護師。患者と向かい合い、その患者さんの背景を捉える木村さんの視線は「今」にとどまっていませんし、医療の外れでもないでしょう。
LGBT理解促進法案や性交同意年齢引き上げに関して、驚天動地のご発言をされた国会議員のセンセイにも、本書を推薦します(笑)。

(紹介:小城ひかり)

日本看護連盟のコミュニティサイト アンフィニ
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