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ブルシット・ジョブ:クソどうでもいい仕事の理論

2021.04.01

デヴィッド・グレーバー(酒井隆史ほか訳)
岩波書店 定価 4,070円

看護現場ではペーパーワークがどんどん増えて本来の業務を圧迫している、と言われています。患者さんや現場にとって必要とは思えない書類作成 (もちろん中には必要な看護記録もありますが)に追われ、ナースは毎日残業を強いられます。このナースたちの窮状を救うため、 不必要な(と思われる)書類を作成する事務員を雇うことが真剣に(!)検討されています。いや、笑い話ではないのです。 看護現場だけではありません。社会のいたるところで、このようなブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事・無意味な仕事)が増大しています。
ブルシットジョブとは、ほとんどなんの役にも立たない、時には有害ですらある(そして、得てして高収入の)仕事を指します。 グレーバーは、その典型として、企業の顧問弁護士やコンサルタントをあげています。会社や役所で不祥事が起こった時に設けられる 第三者調査委員会もそうですし、コンプライアンスに関わる仕事の多くも、概ねこのカテゴリーに入るでしょう。一方、シット・ジョブ (くそ仕事・割りに合わない仕事)は、いわゆるエッセンシャルワーカーによる、人々の生活に必要であるけれども、低収入で、 時に侮蔑の目で見られることもある仕事を指します。
誰もがうすうす感じていたことを、著者のデヴィッド・グレーバーは、人類学者らしく、フィールドワークを積み重ねて、 実態を解き明かしていきます。爆笑ものの事例が次から次に出てきますが、それだけ世界中が深刻な事態に陥っているということになります。 ブルシットジョブがなぜ社会に蔓延るのか。この本は、痛快に、その謎に迫っていきます。
なお、著者は昨年、59歳で急逝されました。もっともっとこういう本を出して欲しかった。

(紹介:ワーキングクラスヒーロー)

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