2023.05.17
2023年の看護週間に合わせ、「看護の日」イベント「かんごちゃんねる」が5月7日、WITH HARAJUKUホール(東京都渋谷区)で行われました。スペシャルサポーターに俳優の窪塚愛流さんを迎え、「いのちをまもるプロとして。」をテーマに看護職の魅力を若い世代に発信しました。
第1部では、主催者を代表して厚生労働省の榎本健太郎医政局長が加藤勝信厚生労働大臣のメッセージを代読し、日本看護協会の福井トシ子会長とMCのハリー杉山さんが、看護の日やイベントに込めた思いについてトークしました。
その中で福井会長は、医療機関だけでなく学校や在宅ケアにも看護職の活躍の場が広がっていることを紹介しながら「人がいるところすべてで看護職が必要とされている。多くの方に看護の世界に飛び込んでいただきたい」と呼び掛け、父親の療養中に訪問看護を利用したというハリー杉山さんも「看護師は社会のヒーロー。その魅力をみなさんとともに伝えていきたい」と熱い思いを語りました。
日本看護協会の福井トシ子会長
MCのハリー杉山さん
また、スペシャルサポーターとして登壇した窪塚さんは「看護職が活躍の場を広げてくださることが、安心して暮らせる社会につながる」と看護の力に期待を寄せ、看護職を目指す人に「僕にも夢があり、夢に向かって頑張る気持ちはみなさんと同じ。一緒に頑張りましょう」とエールを送りました。
続いて行われた「忘れられない看護エピソード」の表彰式では、最優秀賞の糠塚真由子さん、内館牧子賞の河野佳代さん、優秀賞の菱谷怜さんの3名に表彰状と副賞が贈られました。
糠塚さんの作品を元に制作されたアニメーションも上映され、糠塚さんは「家庭を持って働く中で感じてきたジレンマと、家庭を持って働いてきたからこそ得られた感動を伝えたくて書きました。この作品が同じ悩みを持つ方のヒントになればと思います」と受賞の喜びを語りました。
内館牧子賞の河野佳代さん
優秀賞の菱谷怜さん
第2部では、看護学生と現役看護職によるトークセッションが行われ、東京医科大学医学部看護学科4年の清水咲良さんと斎藤怜奈さんが、東京医科歯科大学病院の植村夏帆さん、訪問看護ステーションゆらりんの梶里美さんと、看護の魅力ややりがいについて語り合いました。
学生2人が植村さんと梶さんに密着取材したVTRでは、それぞれの場所で輝く看護職の姿を紹介。清水さん、斎藤さんは「あらためて看護師になりたいという気持ちが強くなりました」と将来への意欲を新たにしていました。
「忘れられない看護エピソード」の受賞3作品とアニメーションは、日本看護協会のHPでご覧いただけます。2021.05.05
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