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「看護業務の効率化先進事例アワード2022」の表彰式開催

2023.02.13

1月19日、「看護業務の効率化先進事例アワード2022」の表彰式と事例報告会が、東京国際フォーラム(東京都千代田区)およびオンラインで開かれました。日本看護協会が主催する看護業務の効率化先進事例アワードは、看護職の業務効率化に優れた成果を上げている医療・介護保険施設を全国から募集し、選定するものです。2022年度は52件の応募の中から最優秀賞、優秀賞、奨励賞、特別賞に計9施設が選ばれました。

表彰式では、日本看護協会の福井トシ子会長が「各施設の取り組みは、いずれも看護職の業務負担軽減、患者さんや利用者のケアの質の向上、QOLの向上につながっています。本日の表彰式と事例報告会が、みなさまにとって業務の効率化を進めるさらなる一歩となり、より質の高い看護の提供につながることを祈念します」とあいさつ。伊佐進一厚生労働副大臣がビデオメッセージを寄せました。

続いて表彰が行われ、受賞した9施設の代表者に表彰状と副賞のトロフィーが贈られました。最優秀賞に輝いた株式会社Le-caldo訪問看護ステーショントータルケア(埼玉県)代表取締役の若松冬美さんは「今後も、看護師としても会社としても、より看護の質の向上に努めていきたいと思います」と喜びと感謝の言葉を述べました。

最後に、選考委員長を務めた尾形裕也九州大学名誉教授が選考を振り返り、「9施設の取り組みの多くは、看護職だけでなく他職種とも連携協働しており、組織全体の業務効率化や生産性の向上を実現し、医療介護サービスの質の向上に寄与するものでした。このように優れた取り組みが広く周知され、活用されることを心より期待します」と締めくくりました。

最優秀賞の株式会社Le-caldo訪問看護ステーショントータルケアは、365日24時間電話対応を行うコールセンターを設置して看護師がケアに集中できる環境をつくり、訪問看護ステーションでのタスク・シフト/シェアを実現。迅速な電話対応が、利用者やご家族の安心にもつながっています。

そのほか、各賞には、AIやロボットを活用した取り組み、コロナ禍の中で生まれたリリーフ体制の整備や診療材料の表示・配置の標準化など、さまざまな実践が選ばれました。事例報告会では、最優秀賞と優秀賞の計5施設に加え、2020年度優秀賞の事例を参考に取り組みを進めている1施設が発表を行い、背景や目的、内容、成果、今後の展望などを具体的に紹介しました。

今回の受賞施設は 「看護業務の効率化・先進事例アワード2022」受賞 のサイトでご覧ください。

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日本看護連盟のコミュニティサイト アンフィニ
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