ニュースクリップ
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JCHO東京新宿メディカルセンター -ナイチンゲールの足跡と病院の変遷を展示-

2021.01.21

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Nursing Nowキャンペーンの年 ナイチンゲールの業績を紹介

JCHO東京新宿メディカルセンター 院長・附属看護専門学校校長 関根信夫
JCHO東京新宿メディカルセンター看護部長・附属看護専門学校副学校長 野月千春

JCHO東京新宿メディカルセンターでは、11月16日から3月31日まで、「ナイチンゲール生誕200周年 ナーシング・ナウ キャンペーン」と題した 展示を本館の外来ホールで開催しています。当初は、ナイチンゲールの生誕月である2020年5月に地域住民を対象にした講演会を企画し、 それに併せてナイチンゲールの業績を紹介する展示を行う予定でした。ところが、新型コロナウイルス感染症の影響で講演会は中止となったため、 毎年11月に開催している健康展の企画として展示のみ行うことになりました。

ナイチンゲールの業績と病院・看護専門学校の歩みを紹介

ナイチンゲール生誕200年の記念行事は、同センター広報委員会の後援のもと病院をあげての事業として、附属看護専門学校の学生と 病院看護部有志のコラボによる「ナイチンゲール・レジェンド制作委員会(院長命名)」を立ち上げ準備してきました。
実行委員長は、看護専門学校の副学校長も務める野月千春看護部長です。委員会のメンバーは、休憩時間や休日をつかって展示パネルを 制作しました。
展示の構成は、①人類と感染症の歩みとナイチンゲールの生涯、②看護の発見者としてのナイチンゲール、③ナイチンゲールの7つの顔、 ④ナイチンゲール誓詞とは、⑤白衣の変遷/ユニフォームの変遷、⑥戴帽式、⑦JCHO東京新宿メディカルセンターの変遷。ナイチンゲールの 業績の紹介とともに、JCHO東京新宿メディカルセンターと付属看護専門学校の足跡も紹介しています。

「新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、リスクを負いつつ日夜激務に追われる看護師に大きな注目が集まりました。 献身的に責務を果たす看護師に、感謝の気持ちを持つようになった方も多いのではないでしょうか。偶然とはいえ、“コロナ”流行の年に ナイチンゲールや看護師の働きを知ってもらう展示ができたことは大きな意味があると思います」(関根信夫院長)

看護専門学校の学生と病院看護部有志が共同作成したみごとなパネル

看護の発展は病院・医療の発展とともにある

「展示では、看護を体系化したナイチンゲールの業績とともに、日本における看護師の白衣の歴史、ナースキャップの 廃止など感染防止の視点や看護師の役割拡大に伴い、より機能的になった白衣の変遷を示しています。当院は特定行為研修指定機関であり、 修了者は特定行為を行うことが分かるように白衣を変えていることや、2019年から夜勤看護師はスクラブを着用していることも示しています。 スクラブ導入により日勤者と夜勤者の区別をはっきりさせ、業務改善につなげようとしていますが、地域の皆様にはこのような取り組みにも 関心を寄せていただいています。展示を見てくださる方には白衣の変遷を含め、ナイチンゲールの業績を通し、看護の発展は病院や医療の 発展とともにあることもお伝えできたのではと思っています」(野月部長)

野月看護部長と関根院長

展示を観た方々の声

開催期間中、野月部長はできるだけ展示場に足を運び、来院者の声に耳を傾けながら展示の説明をする時間をとってきました。 ナイチンゲールの「看護覚え書」には、換気や清潔の重要性が説かれていますが、展示と野月部長の話から「昔から大事なことは同じ」と 感心される来院者も多いようです。

来院者の声をいくつかご紹介します。

来院者

コロナ禍で、看護師さんがいるから、私たちはこうやって生きることができると感謝しています

来院者

ナイチンゲールが看護学を体系化してくれたと説明してもらい、ナイチンゲールの偉大さがわかりました。ナイチンゲールと言えばクリミア戦争で 看護を行ったというくらいの知識でしたが、もう一度きちんと伝記を読んでみます

来院者

戴帽式という儀式が続いていることにも感動しました。ナイチンゲールの魂が引き継がれていくなんて、そんな儀式を続けていることは素晴らしいと思いました

来院者

ナイチンゲール生誕200年の年に、コロナが蔓延しているなんて偶然ではないように思います。コロナは私たちに何か語り掛けているんでしょうね。 ナイチンゲールの記念の年に感染症が蔓延するんですから、意味のあることなんでしょうね

野月看護部長、関根院長と田中克典事務部長(右)

Nursing Nowからその先へ

JCHO東京新宿メディカルセンターは地域医療支援病院の指定を受けており、昭和27(1952)年の開院以来、同じ場所で地域医療に 携わってきました。周辺地域から来て、熱心に展示を見る方も少なくありませんでした。
「この病院で生まれた方が、ずっとこの地域に暮らしていて来院されることもあります。展示を見て、記憶に残る昔の建物を懐かしがって くれたりしていました。地域の方々に喜んでもらい、親近感を持ってもらえることを嬉しく思っています」(関根院長)
コロナ禍だからこそ、ナイチンゲールの教えとして「看護覚え書」に立ち戻ること、Nursing Nowが目指す 「看護の力で未来を創る」が強く響く展示となりました。

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