2025.09.08
貞方 春香さん( 九州ブロック / 長崎県看護連盟 / 青年部 )
今までどんなナース人生、歩んできたの?
長崎県立大学シーボルト校(旧・県立長崎シーボルト大学)を卒業後、長崎百合野病院内科病棟で4年間勤め、長崎県大村市にある貞松病院に入職しました。病棟看護師を6年あまり経験し、手術室看護師として約4年経過しました。
青年部に入って以前とイメージが変わった?
まだ自分自身が青年部に参加する前、後輩が長崎県看護連盟の青年部として活動していました。その姿を見ていると、「何をしているのか、よくわからないけれど、なんか大変そうだなぁ……」というイメージを持っていました。でも、その一方で「なんで、こんなに熱くなっているんだろう?」と思った覚えがあります。
私が青年部に入ったときは新型コロナウイルス感染症の真っ只中で、青年部の新入会者研修を受けた後に活動自粛になってしまいました。
でも、コロナが落ち着いて、青年部の研修や会議に参加し始めると、青年部が「看護師を守るための存在」であることを知りました。「よくわからない面倒そうな存在」から、「看護にとって必要な存在」に変わったと思います。
現在、青年部でどんなことしているの?
2024年度は、青年部役員会議に始まり、決起集会の司会を務めたり、青年部育成研修会やフォローアップ研修、九州ブロック研修、リーダー研修、キャラバン活動をしたり、月に1~2回ほど活動しています。具体的には、基本の資料をもとに自分なりのスライドを作成し、他病院で発表しました。
2024年6月には、東京で開催された日本看護連盟通常総会に参加する機会を得ました。ホテルの大きな会議室に、全国から1000名以上もの代表者・関係者が一堂に会した空間に圧倒されました。
青年部に参加して何かよいことあった?
「井の中の蛙大海を知らず」という言葉が頭をよぎります。自分がいる場所(病院)だけの視野しかなく、その環境が全てであった私自身です。そんな私が、青年部活動を通して、他病院や他県の看護師、看護師資格を持っている他職種の方、連盟役員、市議会議員や市長、国会議員など多くの方の話を聞く機会に恵まれました。
また、「政治家なんて遠い存在で私には関係ない」と思っていましたが、石田まさひろ議員や友納りお議員、あべ俊子議員との意見交換会を通して政治への興味・関心が増しました。青年部加入前よりも、外の環境に目を向けることができ、成長の機会になりました。
青年部という職場以外での活動は私自身の気分転換にもなり、コロナで引きこもり気味になった休日を変えてくれました。今も緊張することもありますが、日々の鬱憤を晴らせる機会として「青年部」を楽しませてもらっています。
青年部に合っている人ってどんな人?
私は人の名前や顔を覚えることが苦手で、何度も顔を合わせて、たくさん話しても時間が経つと忘れてしまいます。さらに思ったことはポロリと口から出ますし、不満は上司だろうと伝えます。そんな私でも青年部として活動できています。
つまり、自発的でも嫌々でも「青年部に参加することに意味がある」んです。人と会話する気持ちのある人なら、誰でも参加してもらいたいです。
最後に一言、どーぞ!
働き手が減少している多忙な環境は、文字通り「心」を「亡」くします。そんな環境で皆さんの手や目は、自身や患者さんを護れていますか?
看護職として“看護”ができる環境や制度はとても大切だと思います。そういう働きやすい環境を掴み取るために政治は必要。看護連盟で頑張る源は、そこにあります。
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