2022.11.07
津波古澄子・マリオン・ゾボスキー
日本看護協会出版会 定価2860円
医学用語はギリシャ語とラテン語を語源とする「合成語」であることをご存じだったでしょうか。恥ずかしながら、できるだけ外国語を遠ざけて生きてきた私にとっては驚きの連続でした…。
胃が痛いことをカルテにはgastralgiaと表しますが、これはギリシャ語源で「胃」を意味するgastro-と、「痛み・疼痛」を意味する-algiaの組み合わせとのこと。丸暗記しようとせず、漢字漢語を覚えた時のように、語源に分解すると応用が利き、効率よく学べるとのことでした。
たやすいとは言いません。しかし、学び方を指南していただけるのはとても心強いことです。本書では、「医学用語」の基本パーツ101語がリスト化されており、これを基本に組み合わせ、楽しみながら学ぶことができます。病棟で役立つ英文例が紹介されているのも大変ありがたく、興味をもったところから学んでみるのもおすすめです。
(紹介:田中志保)
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