2022.12.19
鶴若麻理・長瀬雅子編
日本看護協会出版会 定価 2420円
「倫理調整」とは「個人、家族及び集団の権利を守るために、倫理的な課題や葛藤の解決を図る」ことを意味しています。これは日本看護協会により専門看護師(CNS)の役割の一つとしてつくられた用語です。
日常の業務のなかで「何かおかしい」と、違和感や不快感を持つことは少なくないでしょう。それは自分が大切にする信念や価値と異なっているからであり、個人の感情や見解だけで対応するのでは十分といえません。
本書は13の専門領域・20名の専門看護師による実践事例が提示されています。2018年に初版が刊行され、このたび新たな事例の追加や変更がなされ、第2版として出版されました。身近な事例をどうアセスメントし対応していくか、プロセスが簡潔に整理されており、とてもわかりやすく読みやすいと感じます。
日頃のモヤモヤがどこから来ているのか、本書から得るヒントは少なくありません。
(紹介:田中志保)
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