2020.11.01 | フリートーク
1年半前、大切な母が急死しました。私が島根から大阪の看護学校に進学した時、私を見守り支えてくれた母。長女が逆子で出産に2日かかった時、私に怒られながらも腰をひたすらさすってくれた母。3人の子どもを育てながら私が看護師を33年間続けてこれたのも全て母のおかげです。
『親孝行したいときに親はなし』まさに、このことわざ通り。今から母へお返しをしようと思っていました。一緒に美味しい食事をして、旅行に連れて行ってあげて・・・。母のいない実家を片付けていて、物を大切にして贅沢ひとつしない母の日常生活を実感しました。母が欲しかったのは、贅沢な食事や旅行ではなく「私との時間だったのだ」っと、思いました。あ~、母の子どもに産まれてきて良かった。
今更ですが、患者さんからも「あなたに出会えて良かった」っと、心から思っていただける看護師でありたいと思います。
(ペンネーム どんちゃん)
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